無表情なコウモリは繊細カメレオン

説明などない。裏も表も縫い目は縫い目。

ピンクのバレエシューズ。

アン・ドゥー・トロワ  アン・ドゥー・トロワ

トロワのところでリズムがもたり幼いバレリーナは転びました。3歳の私は踊ったりしたくないと、ひっつめ髪でツリ目の先生に言いました。人目を忍んで生きていきたいのに舞台の上で照明など浴びたくなんかない。

私はフワァと広がるスカートが穿きたかっただけ。頭にお花の冠を付けたかっただけ。

 

 

お姉ちゃんのようにピアノの練習もしたくない。電線に刺さったおたまじゃくしがゴチャゴチャと入り乱れる暗号の本を読み取れる気もしないし、右手と左手は違う動きで足まで何かしなきゃいけないなんて、求められるものが多すぎると思いました。

 

 

音楽は好きだし勝手に体を動かすのも好きだけど、何かを求められるのは嫌です。

生まれつきのワガママらしいのです。

 

じゃあ何もするなと言われ、なぜか可愛いスカートも大好きな本も画用紙も彫刻刀も取り上げられました。

好きなことばっかりして生きていけると思うなと何度も怒鳴られました。

私のしたくない、嫌いなことをすればとても喜ばれるけれど、好きなことはすればするほどダメなようでした。

 

 

さようならをしました。私の幸せのためと言いながら、幸せそうに何かをしている私のことを否定するひとと離れました。

幸せを感じることに罪悪感は要らないのだと気付くことができました。

 

 

今、しあわせ。

f:id:misa4:20170826183548j:plain